2026/05/10 00:41

アトリエ・ンーメ「ラピスワンピース対応ドレスアップパーツ」の縫い方をご紹介します。




用意するもの

型紙に沿って生地を裁断してください。

◇…ラピスワンピースの型紙
◆…今回のドレスアップパーツの型紙

※シャツだけ裏表があり、「前シャツ表」だけを今回の型紙のピンタックに変更します。



前エプロン 1枚 
  ※前中心は「わ」で裁断

後ろエプロン 左右対称に2枚  

前シャツーピンタック 1枚 
  ※前中心は「わ」で裁断

前シャツ(裏地となります) 1枚 

  ※前中心は「わ」で裁断

後ろシャツ 表2枚 裏2枚 
   ※左右対称に2セットあればOK

丸えり 表2枚、裏2枚 
   ※左右対称に2セットあればOK

長袖/ 半袖 左右対称に2枚

バックリボン 左右対称に2枚



お好みのスカート 
 ラピスワンピースに付属のフレアスカートもかわいいですが
 バックリボンの甘さと一番相性がいいのは、ギャザースカートかなと思います。
 この仕様書では、ギャザースカートの作り方を解説します。

 商品写真はオパールワンピースの短い方のスカートを使用しました。
 寸法を引用します。

▶スカート丈短め

  size80:縦30cm 横69cm 2枚
  size90:縦32cm 横71cm 2枚
  size100:縦34cm 横73cm 2枚
  size110:縦37cm 横76cm 2枚

▶スカート丈長め
  size80:縦37cm 横69cm 2枚
  size90:縦41cm 横71cm 2枚
  size100:縦43cm 横73cm 2枚
  size110:縦47cm 横76cm 2枚


その他

22㎝コンシールファスナー 1本
・コンシールおさえ
・お好みで、8~9㎜のボタン 3個

・袖口用6コールゴム 
  size80:半袖16cm / 長袖13.5cm
       size90:半袖16.5cm / 長袖14cm
       size100:半袖17cm / 長袖14.5cm
       size110:半袖17.5cm / 長袖15cm

接着芯 必要な場合は適宜ご使用ください。




(1)ピンタックを折る

前シャツの表布のピンタックを折ります。根元を縫って固定してください。

タック記号の早見表を作りました。
右の線(★)と左の線(★)をぴったり合わせる(★★)のがまず、タックの基本です。
中に入っている斜線は、折るときに左右どちらの線が上にくるかを表しており、

線が高い方が上にきます。

斜線の高い方から低い方へ向かって折る、と覚えておけば大丈夫かと思います。
ピンタックが折れたら、前シャツの裏地と同じサイズになります。
これを前シャツの表地として、ラピスワンピースと同様に縫っていきます
詳しい工程はラピスワンピースにございますので、流れだけざっくり解説します。

(2)前エプロンと合わせる

カーブ部分に粗ミシンを入れて、それを引きながら、前エプロンと前シャツを縫い合わせます。
縫いしろは1㎝、縫いしろはシャツ側に倒す、ロックミシン不要。
後ろ身頃も同様に作っておきます。

(2)肩線を縫う

前身頃と後ろ身頃の肩線を縫います。縫いしろ1㎝、ロックミシンで端処理したら後ろ側に倒します。

前シャツの裏地・後ろシャツの裏地も同様に肩線を縫いしろ1㎝で縫いますが、ロックミシンは不要です。縫いしろは後ろ側に倒します。ここまでできたらカーブしている外回り線をロックミシンでぐるりと端処理します。

(3)丸えりを縫う

表えりと裏えりと中表に合わせ、外側のカーブを縫いしろ1㎝で縫います。
縫いしろは半分以下に切っておくと、ひっくり返したときの形がきれいです。
これをもう1セット作ります。
表に返したらアイロンで整えてスタンバイ。

(4)丸えりをつける

身頃の上にえりを置き、待ち針で固定します。

1,まず前中心を合わせる
2,次に、肩を合わせる
3,後ろ中心を合わせる
4,残った部分を待ち針で固定する
5,縫いしろ8mmで縫う

という手順がおすすめです。


以下、工程(5)~(19)はラピスワンピースの工程を丸ごと引用します。



(5)裏地と縫い合わせる

えりをつけた身頃と、シャツの裏地を中表で合わせます。
後ろ中心線から逆の後ろ中心線までを縫いしろ1㎝で縫ってください。

端から1.5cmは縫わずにあけておきます。
縫えたら、縫いしろのカーブ全体に切り込みをいれておいてください。深く切りすぎないよう注意。

その後、縫いしろを裏地側に倒します。
そして裏地だけをつかんで引っ張り出し、裏地のキワ2㎜くらいにステッチを入れておきます。
この時も、先ほどと同じように、先端は縫わずにあけておいてください。
あくまでえりの根本だけをおさえるというイメージです。




(6)後ろ中心を縫う

まず後ろ端の縫い代をロックミシンで処理します。

そして、後ろ身頃を中表で合わせます。このとき、エプロンとシャツの境界がぴったり合うようにしましょう。
ここがコンシールファスナーの最初のポイントです。ここがずれていると、まずうまくいかないです…。
このあと縫いしろ1㎝で縫うのですが、一筆ではなく二筆で縫います。

1,まず、上からファスナー止まりまでは粗目のミシン(ギャザー用などのもの)で縫います。
普通に返し縫いをして、糸を切ってください。この糸は、あとでほどきます。

2,次に、今度はファスナー止まりから下を細目(普段の縫い目)で縫ってください。
ここまでできたら縫いしろを割ります。

(7)コンシールファスナーを固定する

コンシールファスナーを縫いしろに固定していきます。
この時に、縫いしろだけでなく身頃を挟み込んでしまわないよう、定規か指か何かを挟んで作業するとよいです。

一番上にスプリングホックなどをつけたい場合は上から5㎜くらい下げるのですが、
今回はつけないので、結構キワに固定しました。
ただ、5㎜程度下げておいた方が縫いやすさは上がります。
また、ファスナーの銀色の下止め金具は指で簡単に動くので、一番下まで下げておいてください。

(8)ファスナーをしつけ縫いする

ファスナーを縫いしろに固定したまま、しつけ縫いしていきます。
この工程の撮影時は、返し縫いだと固定力が上がっていいらしいという噂を聞いて、早速試してみていたのですが、普段はなみ縫いにしています。

なみ縫いでも、縫い目を細かくすればそれほど仕上がりに差は出ない印象です。
さて、左右それぞれ縫えたら、待ち針は外して大丈夫です。

(9)糸を切ってファスナーをあける

工程(6)の粗ミシンの糸を切ります。
ファスナーを開けて、一番下まで下げておきます。
あき止まりの下までファスナーを下げるには、引き手をあき止まりのトンネルに入れてあげるとよいです。

(10)ファスナーのムシを開く

ムシってなんだって感じですが、務歯です。噛み合うところのことだそうです。
ここが巻いたような形になっているので、中温のアイロンをやさしくあてて、開いておきます。
本当は一応写真を撮ったのですが、わかりやすさが2%くらいでしたので、掲載を見送ります。
やってみたらすごくわかります!
高温のアイロンだと溶けてしまうのかな…?様子をみながら、ぜひお試しください。

ちなみに、縫い慣れてくればこの工程はなくても大丈夫です。

(11)ファスナーを縫い付ける

ミシンにコンシールおさえを取り付け、ムシのキワを縫っていきます。一番上からファスナー止まりまでです。

左右ともに、上から下、上から下と同じ方向で縫うのがおすすめです。
くわしくは次の工程で。

(12)ファスナーを閉めてみる

ファスナーを閉めてみましょう。
うまくいったでしょうか…♡

★隙間が空いてしまう場合
もう少しムシのキワを縫ってみるとよさそうです。

★シャツとエプロンの境目がずれてしまった場合
何度経験したことか! 1㎜のズレを許せないのはこんなシーンだけかもしれません。
工程(6)の時点でずれていなかったのであれば、縫いずれが原因です。
しつけ縫いの針目を細かくすることはまず大前提ですが、そのほかですと
左右のファスナーを縫うときに、同じ方向に縫う(先述)ようにすると、ぴたりと再現しなくなりました。
せっかくおさえの溝が2つあるので、活用しましょう。過去の私。

(13)あき止まりの補強をする

身頃を折り上げてファスナーだけを持ち、あき止まりのすぐ下のあたりを何回か返し縫いしておきます。
最後にファスナーの長さを詰めるので、その下準備です。
その後、ファスナーの銀色の下止め金具を、あき止まりの2㎝上くらいまで上げておきます。
微妙な位置にあると、スカートを縫い付ける時にミシン針と戦って、うっかり勝ってしまうからです。

先ほどのしつけ糸はもう抜いて大丈夫です。


(14)シャツ裏地の後ろ端を処理する

シャツの裏地の後ろ端がまだパカパカしていますよね。
このパカパカでファスナーの上部分をくるみます。
撮影時、目打ちが見当たらなかったので、今だけちょっと大事なかぎ針を…
そのままファスナー側に倒して、手縫いで縫い閉じます。
あまりファスナーのキワにしすぎると、ファスナーが閉めにくくなって、頑張ったのにあんまり着る機会のない悲しいお洋服になってしまいますので、絶妙な感じで。

(15)シャツ裏地を身頃に固定する

身頃を裏返して置き、シャツの裏地を固定していきます。
前中心や肩線などがずれないよう注意。

(16)表側から落としミシン

身頃を表に返して、表から落としミシンをかけます。
シャツとエプロンの境目に針を落としていく感じです。

(17)脇を縫う

脇を中表に合わせて縫いしろ1㎝で縫い、ロックミシンで端処理します。
縫いしろは後ろ身頃側に倒しておいてください。
これで身頃ができました。

(18)袖のゴムシャーリングをする(半袖・長袖共通)

袖の工程に移ります。
まずは袖口を巻きロックで処理してください。

そして、長袖、半袖、それぞれの寸法のゴムを用意します。
寸法を再掲しますね。

・6コールゴム 
  size80:半袖16cm / 長袖13.5cm
       size90:半袖16.5cm / 長袖14cm
       size100:半袖17cm / 長袖14.5cm
       size110:半袖17.5cm / 長袖15cm




そしてゴムに5個印をつけていただきます。

1,両端から1㎝ずつ入ったところ
2,真ん中
3,1と2の間

この印が、上記のように袖の合印と対応しています。
印と印が重なるように、ゴムをビーンと引っ張りながら縫うというのが、このあとの概要です。

まずは縫いしろから、最初の印まで、伸ばさず縫い付けます。返し縫いしっかり。
針を下ろし(地味に大事)、ゴムを引っ張って、最初の印と印を合わせていきます。
これで縫います。私は待ち針を使わない方が好きです。
このような手順で、すべて縫い終わったら、最後もしっかりと返し縫いをしてください。

この段階で、できればお子さまの腕に合わせてみてください。ゴムシャーリングは、使うゴムの性質によっては、若干フィット感が変わってきてしまうことがあるかもしれないからです。

なお、シャーリングをすると、多少ゴムが伸びっぱなしになるので、あらかじめ短めのゴムを使うことで仕上がりとバランスをとっています。

ですから、ゴムだけの状態での試着はタイトで驚かれると思います。シャーリング後の試着をお願いします。


(19)袖をつける(半袖・長袖共通)

まず袖下線を中表で合わせ、ぬいしろ1㎝で縫います。縫いしろはロックミシンで端処理し、後ろ袖側に倒します。
そして袖と身頃を中表に合わせます。この時、

1.まず肩を合わせ、
2.次に脇を合わせ、
3.その後、袖付け線のギャザーを寄せていない部分を先に待ち針でとめ、
4.残った部分にギャザーを寄せてください。

縫いしろ1㎝で縫ったらロックミシンで端処理してください。

(20)ギャザースカートを作る

よくあるシンプルなギャザースカートです。解説も一気に行きます。

前スカート・後ろスカートを縦半分に折って、ついた折り目の上のあたりに印をつけておいてください。工程(21)で使います。

前スカート・後ろスカートを中表にして両脇をそれぞれ縫いしろ1㎝で縫い、生地端はロックミシンで処理します。
縫いしろは後ろスカート側に倒します。

その後、前スカート・後ろスカートそれぞれの上辺にギャザーミシンをかけます。
(端から3㎜、7㎜くらいのところ)

スカートのすそは1㎝→1.5㎝の三つ折りにして、端から2㎜程度のところをステッチしておいてください。

(21)ギャザースカートをつける

スカートと身頃を中表で合わせていきます。

1.まずスカートの左右の脇と、身頃の脇を合わせます。
2.その後、工程(20)でつけた印と後ろ中心・前中心を合わせます。
3.残った部分にギャザーを寄せてください。

ここまでできたら、縫いしろ1㎝で縫い、生地端はロックミシンで処理します。縫いしろは身頃側に倒します。

身頃の下部2㎜程度のところにステッチを入れるときれいです。
オパールワンピースの画像で失礼します。

(22)バックリボンをつくる

バックリボンを中表に山折りし、周囲を縫いしろ1㎝で縫います。
縫いしろは半分以下に切ってから、表に返してアイロンで整えます。

(23)バックリボンをつける

バックリボンは、「わ」になっている方が上です。縫い目が下です。

リボンをわきに縫い留めていくのですが、まずは後ろ身頃側に8㎜ほどはみ出したところを縫います。
★ここまで左右両方できたら、一度後ろ身頃側でリボンを結んでみましょう。
リボンの「たれ」部分の長さが揃うよう、調整するタイミングです。

私はリボンを結ぶ際、右で輪を作るタイプなのですが、
向かって左のリボンを2㎝ほど短く切るとバランスが良かったです。

調整が完了したら、リボンを後ろ身頃側に倒し、根元1㎝くらいの場所をステッチしておきます。

(24)ボタンをつける

パターンでは特に指示していませんが、お好みで、ピンタックの中心に飾りボタンをつけるとかわいいです。