2026/02/20 13:41

アトリエ・ンーメ「クオーツワンピース」の縫い方をご紹介します。

身頃:後ろ開き
袖:長袖はスリット袖、半袖はミニスリーブ
スカート:10本プリーツスカート

からなる構成です。えりは3つ折りバイアステープで処理します。



用意するもの

型紙に沿って生地を裁断してください。

前身頃 1枚 ※前中心は「わ」で裁断
後ろ身頃 左右対称に2枚
長袖(スリット袖)もしくは半袖(ミニスリーブ) 左右対称に2枚
見返し 左右対称に2枚 ※長袖(スリット袖)のみ
プリーツスカート 2枚 ※前後中心は「わ」で裁断

※シンプルなギャザースカートにアレンジする場合の裁断寸法(オパールワンピースと同じです)

  size80:縦37cm 横69cm 2枚
  size90:縦41cm 横71cm 2枚
  size100:縦43cm 横73cm 2枚
  size110:縦47cm 横76cm 2枚


バイアステープ  ※型紙はありません。直裁ちします。
  size80:幅2.4cm 長さ43cm
  size90:幅2.4cm 長さ43cm
  size100:幅2.4cm 長さ44cm
  size110:幅2.4cm 長さ44cm


ボタン 12㎜ 3個

その他
接着芯 後ろあき部分などに適宜ご使用ください。
・プリーツ加工液 おすすめのアイテムをこちらの記事でご紹介しています。
 ※プリーツ仕上げにせず、下を開いてタックスカートにするのもかわいいと思います。その際はプリーツ加工液は不要です。





(1)バイアステープを折る

まず身頃を作ります。下準備として、バイアステープを8㎜の3つ折りにしておきます。
やけにポップな生地ですみません。

(2)後ろ身頃の端を折る

後ろ端から先を、アイロンで図のように1㎝→2.5㎝の三つ折りにしておきます。

(4)肩を縫う

前身頃と後ろ身頃の肩を中表に合わせ、縫いしろ1㎝で縫います。生地端はロックミシンで処理します。縫いしろは後ろ身頃側に倒します。

(5)バイアステープをつける

まず後ろ端のラインで中表に折ります。


その上にバイアステープを置きます。

このままぐるっと一周バイアステープを固定したら、縫いしろ8㎜で縫っていきます。


(6)表に返す

角を切り落としてから、後ろあき部分を表に返します。

バイアステープで襟の縫いしろをくるみ、後ろあき部分から続けてステッチします。端から2㎜くらいのところを縫ってください。
くるみにくい場合は、縫いしろを半分くらいに切るのがおすすめです。
ここまで終わったら、後ろあき部分を下図のように合わせ、下端から5㎜くらいのところを仮縫いしておきます。なお写真の作品のテイストがここから突然シックになります…
後ろあきのワンピースの左右どちらを上にするかは、どちらも見かけるので、悩ましく。
私は好きな洋裁本にならって上図のように統一しようかと思います。


(7)脇線を縫う

脇線を縫いしろ1㎝で縫い、生地端はロックミシンで処理します。縫いしろは後ろ身頃側に倒します。



(8)【長袖】袖下線を縫う

ここからは長袖の工程を説明します。半袖を製作中の方は工程(12)へ。

まずは、袖下線の縫いしろをロックミシンで処理します。あき止まりをちょっと過ぎて、カーブに差し掛かるくらいまで処理できていると安心です。見返しも同様にしてください。

袖を中表に合わせて、袖下線をあき止まりまで縫いしろ1㎝で縫います。あき止まり周辺は縫い目を細かくするのが好きです。強度が上がるので!
見返しも同様に縫います。

縫いしろは開いておきます。見返しも同様です。


(9)【長袖】見返しの上端を処理する


見返しの上端(カーブのない方)を、ロックミシンでぐるっと端処理します。

(10)【長袖】袖と見返しを縫い合わせる

袖と見返しを中表に合わせ、縫いしろ1㎝で縫います。
合わせるときに、あき止まりとあき止まりがぴったり重なるように注意してください。
このとき・・・
縫いしろを縫いこまないように、よけてください。
裏側の見返しの縫い代に関しても同様です。

縫った後も縫いしろがパカッと割れたままになっていれば正解です。

(11)【長袖】袖を仕上げる

袖と見返し部分をひっくり返して仕上げます。このとき、あらかじめカーブ部分の縫いしろを半分くらいにカットしておくときれいにできます。


ひっくり返したあと、見返しの上端は手縫いで固定しておきます。ミシンで縫ったらカフスっぽくなって案外かわいい気がしますが、柄とズレた時のストレスを考えるとやはり、目立ちにくい手縫いかな…

お好みで。

幅7㎜のリボンを18cmに切って蝶結びをし、あき止まりのあたりに縫い付けるアレンジもおすすめ。
ポリエステルのリボンだったので、端をライターの火であぶって処理しました。※リボンの素材によっては炎上するのでお気をつけて…

袖付けから先の工程は、工程(13)へ。

(12)【半袖】袖を作る

半袖の工程です。長袖に比べてシンプルです。
袖下線を縫いしろ1cmで縫い、ロックミシンで端処理します。縫いしろは後ろ袖側に倒してください。

その後袖口をぐるりとロックミシンで処理します。
袖口を1cm折り上げたら端をステッチして、半袖完成です。
カーブがすごいですが、折り上げ幅が1cmなので案外簡単です。
フォーマル用でしたら、縫い目が目立たないよう、手縫いで仕上げるのがいいかもしれません。

半袖は、袖口の中央にリボンをつけるアレンジもおすすめです。関連:工程(11)


(13)袖をつける(長袖・半袖共通)

袖と身頃を中表に合わせます。この時、

1.まず肩を合わせ、
2.次に脇を合わせ、
3.残った部分を待ち針でとめていきます。

縫いしろ1㎝で縫い、生地端はロックミシンで処理します。

(14)プリーツを折る

スカートの工程に入ります。まずプリーツスカートの裾部分を1cm→1.5㎝の三つ折りにします。

それから、型紙の記号に合わせて、スカートのプリーツを折ります。
簡単な図ですが、こんな感じになっていればOKです。
タック記号の早見表を作りました。
右の線(★)と左の線(★)をぴったり合わせる(★★)のがまず、タックの基本です。

中に入っている斜線は、折るときに左右どちらの線が上にくるかを表しており、

線が高い方が上にきます。

斜線の高い方から低い方へ向かって折る、と覚えておけば大丈夫かと思います。

上部だけ記号に合わせてタックを寄せて、下は開いてタックスカートのように仕上げるのもかわいいと思います。

★私はプリーツの線をいつもフリクションで書いています。
刺繡を始めてから知ったことですが、フリクションはアイロンの熱でさっと消せるので、チャコペンとはまた違った活躍をしてくれます。折った瞬間に線を消したいプリーツにはぴったりかと!アイロン台に残った余熱で、これから折りたかった線が消えてしまったりということは考えられますが、コツをつかむと便利です。
ただ、生地との相性なんかもあるとは思いますので、目立たないところでテストしてからがいいかもしれません。以前、超低温になると線が復活する?から雪国には向かない…!?ようなブログを見たことがあるようなないような…

★プリーツを折ったら、プリーツ固定液をかけてください。
おすすめは、ネオプリーツという商品です。【ブログ

加工液でつけた線は元に戻しにくいので、アイロンでプリーツが折れたら、加工液を使う前に、身頃の裾線と合わせてサイズを確認してみるのがおすすめです。プリーツの折り方が違ったりするとここで気付けるかと思います。


プリーツの上部を縫いしろ8㎜くらいで仮縫いしておくと後が楽です。

(15)スカートのわきを縫う

前スカート・後ろスカートを中表にして両脇をそれぞれ縫いしろ1㎝で縫い、生地端はロックミシンで処理します。
縫いしろは後ろスカート側に倒します。


(16)スカートのすそを縫う

スカートのすそを仕上げます。工程(14)で折っておいた通りの3つ折りにし、端から2㎜くらいをステッチします。なお、フォーマル用に仕立てる場合は、縫い目が目立たないよう手縫いで仕上げると素敵です。

★裁縫用ののりがおすすめです
今回のように長い距離を固定して縫う場合、待ち針がたくさん必要になるので、私はいつも裁縫用ののりを使用して仮止めしています。待ち針が1本もいらなくなるので、ソファで娘たちの好きなアニメを一緒に見てケラケラ笑いながらのんびり手縫いする、ということができるようになりました。

(あくまで、待ち針がいっぱいついた生地を抱えなくてよくなったという話です。幼児のそばで針仕事をするときは基本的な対策が必要にはなります。)

(17)スカートを身頃につける

スカートと身頃を中表で合わせていきます。

1.まずスカートの左右の脇と、身頃の脇を合わせます。
2.その後、後ろ中心・前中心を合わせます。
3.残った部分を待ち針で固定します。

ここまでできたら、縫いしろ1㎝で縫い、生地端はロックミシンで処理します。縫いしろは身頃側に倒します。


↓編集の都合上、袖のついていない写真です
表に返して、お好みで身頃の下部2㎜程度のところにステッチを入れます。
オパールワンピースの写真で失礼します。


(18)ボタンをつける

縦横、お好きな方にボタンホールをあけ、ボタンをつけてください。